廃棄物分野の脱炭素、ごみ削減とCO2回収で 環境省案
環境省は5日の有識者会議で、廃棄物の分野での温暖化ガス排出量を2050年にゼロにするための工程表の案を公表した。ゴミ削減の徹底やリサイクル強化で排出量を13年度比で8割以上削減。残りは焼却施設に二酸化炭素を回収する「CCUS」技術を導入し排出量ゼロにつなげる。
今後コストが課題になるとみられ、有識者や廃棄物事業者の意見を踏まえて50年ゼロを実現できる手法を検討する。
廃棄物分野の温暖化ガス排出量は19年度に二酸化炭素換算で4000万トンあり、日本全体の3%を占める。廃棄物は燃やして処理するケースが多く温暖化ガスが発生する。